このスレッドはロックされています。記事の閲覧のみとなります。
トップページ > 記事閲覧
デジタルでのダイナミックレンジ
日時: 2003/10/23 12:45
名前: りゅう

デジタル画像で言うところの「ダイナミックレンジ」とは、銀鉛フィルムの特性曲線の直線部に相当するものなのでしょうか?質問が横にそれてしまって申し訳ないです。
メンテ

Page: 1 |

Re: デジタルでのダイナミックレ ( No.1 )
日時: 2003/10/23 12:46
名前: TAMA

りゅうさん
>デジタル画像で言うところの「ダイナミックレンジ」とは、銀鉛フィルムの特性曲線の直線部に相当するものなのでしょうか?
足から直線部分と思いますが、直接的な比較はできません。一般的にいうデジタルのダイナミックレンジとは、入力ビット深度(12bitとか14bitとかの)と狭義のラチチュードにあたります。
デジタルは別物と考えて、あまり銀塩と比べない方がわかりやすいと思いますが。
メンテ
Re: デジタルでのダイナミックレンジ ( No.2 )
日時: 2003/10/23 20:15
名前: りゅう

TAMAさん
うーん、銀塩と比較できそうでできないデジタルの世界。もどかしいです。私などは単純に、フォトショップのトーンカーブなんかをフィルムの特性曲線と思ってたんですが、あれは実際のところデジタルのどの部分をいじってるんですか?
メンテ
Re: デジタルでのダイナミックレンジ ( No.3 )
日時: 2003/10/23 23:54
名前: TAMA

りゅうさん
>フォトショップのトーンカーブなんかをフィルムの特性曲線と思ってたんですが、あれは実際のところデジタルのどの部分をいじってるんですか?

デジタルデータ中の輝度信号をもとにRGBへ演算した結果のシミュレーションです。データのモードをLabにしてトーンカーブを呼び出してみてください。Lチャンネルが明るさだけの入出力特性となります。

フィルムの場合、低輝度域と高輝度域の特性が異なりますが、デジタルは計算した結果をさわることになります。しかしフォトショップへ持ってきてからトーンカーブでさわるのはまだわかりやすいのですが、デジタルカメラなどの場合、相当複雑な計算となると思われます。もともとが不完全な情報を補完しながら作り出していることと、各社の考え方が異なり、しかも公開されておりませんから、ユーザーサイドでは理解するすべがないともいえます。

トーンカーブはたしかに特性曲線ににているかもしれませんが、別物です。フォトショップの次期バージョンは16bit演算が可能になるはずですが、扱うデータ自体の素性が不明で、つまり、元のデータがどういう風にデータを割り振ってあるかは、我々にはわかりませんので、単純な銀塩処理の比喩はしない方がよいと思います。
このあたりの話はかなり微妙になりますので、テーマを絞ってお話ししないと誤解を生じますね。

デジタルカメラやフォトショップは、フィルムメーカー、ラボ、写真家、編集者の各役割をすべてもっているため、立場を明らかにして話さないと問題点がずれてしまうという意味です。それだけすごいというか、ユーザーが勝手にさわれてしまうというか、幅広いものです。

できたらフォトショップでの処理は最小限にとどめた方が画質の劣化も少なくてよいわけです。スキャン時にしっかりカーブを作り込んでおくこと。デジカメらなば、ライティング、露光、カメラの設定(感度、階調、解像度、色味、WB、シャープネス、色空間ほか)を極めておくことが必要になります。
フォトショップで行うことは、次工程に必要なリサイズやゴミ取りだけならば理想です。
メンテ

Page: 1 |