このスレッドはロックされています。記事の閲覧のみとなります。
トップページ > 記事閲覧
日中シンクロの基本は
日時: 2003/10/28 08:31
名前: 福原博信

日中シンクロの基本をご教授ください。よろしくお願いします。内容は、柱穴の撮影でありまして、この季節、雨も少なく遺構と地表面のコントラストがあまりにも違っているので、なんとか撮影できないものかと、発泡レフでやってみましたがどうもうまくいかなくて・・・。
メンテ

Page: 1 |

Re: 日中シンクロの基本は ( No.2 )
日時: 2003/10/28 08:33
名前: choku

遺跡などでの日中シンクロ、例えば、柱穴、井戸、断ち割り断面では1/3絞りほどストロボが強い方が仕上がりがいいです。コマーシャルの世界ではこのことは特殊な効果をねらった撮影以外あり得ません。モデル撮影などと違い対象がかなり黒いことから違和感なく表現できます。しかし、あまり強くしすぎると、シンクロ撮影ではなくなってしまいますので、注意が必要です。注意点としては、シャッタースピードが速くなるほどストロボの効きが良くなってきます。これは外光の影響が少なくなってくるためです。一度試してください。
メンテ
Re: 日中シンクロの基本は ( No.5 )
日時: 2003/10/28 08:35
名前: ぎゅう

柱穴くらいであれば、日中シンクロという“テ”もありますが、他にも大きめのディユーザーフイルムを南側にかけて曇り状態をつくる方法もあります。これはもっとも手軽なものです。シートや板などで太陽光を遮ってはいけません。必ず透過させなければなりません。
次に、ガイドナンバーが40前後のストロボを発泡スチロールの板に反射させ柱穴に照射させると、2m前後でF8(iso100)になるはずですから、1/125のf8で撮影できるはずです。露光量のコントロールは「絞り値ではなく、シャッタースピードですること」です。ストロボの発光量(光量)には限度があるためです。
メンテ
Re: 日中シンクロの基本は ( No.7 )
日時: 2003/10/28 08:35
名前: TAMA

要は、やや抑えめの光を補助光として当てればよいのですが、ぎゅうさんの書き込みの方が今回の主旨には適切な気がします。せっかくですから日中シンクロを解説します。ただし,今回のケースでは,穴の中だけにうまく光を入れるというシンクロとは別の配慮も必要になりますことも気をつけてください。

日中シンクロは,自然光が十分に当たっている状況でストロボを用いることを言います。
まず太陽光の状態をはかります。
たとえば1/250秒F8が露出計出た目としましょう。
シャドウになる部分が1/30秒F4程度としましょうか。
その差は5EVありますので,明るくしたい程度にあわせてストロボの光量をセットします。もし1EV程度の差にしたければ,F5.6が得られる光量を選びます。小型ストロボでも大型ストロボでもかまいません。そして1/250秒F8で撮影します。フォーカルプレーンシャッターではストロボ光が完全に同調しません(一部分がけられてしまう)ので,かならずレンズシャッターを使ってください。一部の35mmカメラでは1/250秒までシンクロ可能な機種もありますが,その場合は必ず専用のストロボを使ってください。大型ストロボでは光量ロスが出ます。またレンズシャッッターでも1/250秒以上では1/3〜1/2EV程度のロスが出ますのでインスタントフィルムなどでチェックして決定してください。ロスが出る理由は閃光時間が長くて,まだ光っているのにシャッターが閉まってしまうからです。

ぎゅうさんが指摘していたシャッターで露光調節という意味は,ストロボ光は同調してF5.6ならばそのまま露光されますが,太陽光による露光はシャッター1段早くすれば1EV暗くなるという意味です。

またCHOKUさんが指摘していたやや多めにかけた方がというものインパクトを必要とするためには有効です。
コマーシャルでも,ストロボ光をメインにして太陽光を補助にする取り方があります。空や雲がアンダーでモデルだけが明るい写真などです。またコマーシャル(ファッション系)では電池式の大型ストロボがはやっており,結構目にします。

まとめると,太陽光の露出をはかって,それに対応した光をセットして,露出は太陽光に会わせて撮影すると言うことです。日中シンクロという場合は,シャッタースピード全速度で同調できるレンズシャッター使用が基本となります。ストロボ光は絞りで,太陽光はシャッターでコントロールするということになります。
メンテ

Page: 1 |