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蛍光灯下の撮影
日時: 2003/05/26 11:09
名前: 研究会会誌より < >
参照: http://maishaken.sakura.ne.jp/

今回、当センター紹介パンフレットを制作することになり、設備や室内作業風景を撮影しなければならなくなりました。そこで、蛍光灯でのカラーリバーサル撮影には、タングステンタイプとデーライトタイプどちらのフィルムを使用したらよいか教えて下さい。また、補正フィルターも教えて下さい。
メンテ

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Re: 蛍光灯下の撮影 ( No.1 )
日時: 2003/05/26 11:10
名前: 研究会会誌より< >
参照: http://maishaken.sakura.ne.jp/

 蛍光灯は以下のような性質があります。

 1.緑と青の光を多く発し、赤はわずかしかない。
 2.フィルターで補正しないで撮影したカラー写真は、ほとんどが全体に緑   が多く発色します。
 3.白熱電球で照明された部屋よりも明るく、均一に照明されます。
 4.他の照明よりもシャドーのディティールが明瞭にでます。
 5.蛍光管内に塗布された蛍光剤の組成の違いによるタイプの違いで、    異なった発色をします。
 6.発光灯は交流のため、フリッカーやパルスが発生します。これは肉眼   では見えませんが、露光に影響します。

 ?したがって、フィルムの選択では、使用目的が特別でない限り(たいしたものでなければ)、プリントの際に色補正ができ、露光ラチチュードが広く、露光時のミスも補正できるネガティブフィルムが望ましいでしょう。
 目的が印刷でカラートランスパレンシーが必要な場合、タングステンタイプよりデーライトタイプのフィルムの方が、グリーンやブルーバランスになりにくいので適しています。
 補正するフィターとしては、ケンコーFL-WやCCフィルターのM20〜40、R10〜30の間です。
 カラーフィルムは全て、特定の光源に対してカラーバランスがとられています。別の光源で用いる場合には、コンバージョンフィルターとライトバランシングフィルターで補正し、使用します。
 上記6の現象で、露光アンダーや不均一な露光がフレームにでやすくなります。それを回避するために1/60秒、またはそれよりスローのシャッタースピードを用います。
メンテ

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